論文・寄稿文
日本福祉大学と田原市を訪ねて
宮田村議会だより編集委員会『議会だより』(2008年11月号)
天野 早人
八月二十一日から二十二日にかけて、宮田村と提携を結ぶ「日本福祉大学」と「田原市」を訪問しました。一日目は、日本福祉大学(愛知県名古屋市・半田市・美浜町)で、大学の概要について説明を受けた後、大学と地域貢献についての講話を聞き、最後に美浜キャンパスを見学しました。日本福祉大学と「友好協力宣言」を締結してから七年が経過し、毎年たくさんの学生が宮田村を訪れていますが、議会が公式に訪問するのは今回がはじめてです。
日本福祉大学は、日本でもっとも歴史のある「社会福祉学部」をはじめとした六つの学部で構成されており、約一万二〇〇〇人の学生が在学しています。今年で創立五十五年を迎える同大学は、「社会福祉士」の現役合格率第一位の実績がある他、文部科学省の教育改革支援プログラムに六年連続して採択されるなどの特色があります。
宮田和明学長や加藤幸雄副学長からは、「大学は大学として完結した教育力を発揮しなければならないが、あわせて地域や社会で育つのが学生であり、そこに戻って活躍してもらわなければならない」、「大学の力が提供できる部分はおしみなく提供し、同時に大学にないものはいっぱいいただき、最終的に学生が立派な社会人になってもらえるように力を発揮できれば」とのお話しがあり、今後さらに交流を深めていくことを再確認しました。
二日目は、宮田村と「友好都市提携」を結ぶ田原市を訪問しました。宮田村議会と田原市議会は二〇〇四年から、公式に行き来しています。最初に、同市議会の安田幸雄議長さんらの案内で、同市緑が浜にある「トヨタ自動車田原工場」を見学しました。東西一・三㎞、南北三㎞の広大な工場の中で、高度な技術力を結集し、次々に車が組み立てられていく様子を拝見することができましたが、今後、景気の先行きを心配する声も聞かれました。
その後、田原市役所で鈴木克幸市長から市の概要について説明を受け、引き続き、同市の「防災センター」を見学しました。災害発生時に情報を収集し、適切な指示を出す対策本部になります。ここでは、災害発生時の対応について、担当職員から詳細な説明を聞くことができました。
最後に、両市村の議会議員で懇談を持ちました。人口や環境が異なる両市村ですが、これから先の「行政」や「議会」の課題について、議員同士で活発な意見交換をすることができました。二日間という時間でしたが、それぞれの議員にとって、有意義な二日間になったのではないかと思います。
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