第6号
巻頭言 宮田観光開発(株)問題の見方
宮田観光開発株式会社は、1967年7月に開業した宮田観光ホテルを母体として、宝剣山荘、頂上山荘、天狗荘を経営する他、こまゆき荘の管理委託を請け負っています。
同社は設立から半世紀近くが経過し、施設や設備の老朽化が目立つようになりました。また、経営状況の改善に努めてきてはいますが、残念ながら赤字決算が続いています。近年、借入金の返済は進んだものの、以前として億単位の債務があり、村はその損失補償契約を結んでいるのが現状です。
そこで村議会は、2011年2月に「宮田観光開発株式会社あり方調査特別委員会」を設置し、8月までに下記のとおりまとめました。本誌4ページに掲載したとおり、村はこの考え方にそった検討をはじめています。なお、現時点ではすべての施設が例年どおり営業しています。
今後、株主や雇用の問題、村の損失補償の問題など、さまざまな課題を解決していかなければなりません。わたくしは、会社はもとより、行政や専門家、議会も一緒になって、住民の皆さまのご理解も得ながら専門的な研究をしていかなければならないと考えてます。
宮田村議会議員 天野 早人
■宮田村議会「宮田観光開発株式会社あり方調査特別委員会」まとめ
1.「観光ホテル」の存続又は廃業について
今までの経営努力に関わらず赤字経営を脱却できない上に、施設・設備の老朽化が甚だしいことを勘案すれば、今後新たな投資は考えられない。よって、宮田観光ホテルについては早期の閉館が望ましい。 |
2.山荘の存続又は廃業について
山荘については今後も新たな登山需要も見込めるとともに、登山者の安全確保の観点から存続が望ましい。その場合、3つある山荘の役割を明確にし、たとえば、天狗荘及び頂上山荘は宿泊を中心とした山荘として活用し、宝剣山荘については宿泊施設から売店等に機能変更を図り、それに沿った新規投資をすることが望ましい。 |
3.こまゆき荘の指定管理について
当面指定管理は継続することが望ましい。 |
4.宮田観光開発株式会社のあり方について
今までの経営努力に関わらず赤字経営を脱却できない上に、施設・設備の老朽化が甚だしいことを勘案すれば、今後新たな投資は考えられない。よって、宮田観光ホテルについては早期の閉館が望ましい。 |
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