■これまでの10年、これからの10年。
あなたは、故郷の自慢話ができますか。あるいは、故郷に関する質問に答える自信はありますか。残念ながら、そう多くはないでしょう。それどころか、ここには何もないと答える人が少なくないように思います。
わたくしは、そうした結論には問題があると考えています。おそれず言うと、その原因は二つに分類することができます。一つ目は、故郷を知ろうとしていないケースです。もう一つは、身近にありすぎて存在や価値に気づかないケースです。
ここで、宮田村を故郷に持つ皆さんに質問をしてみたいと思います。中央アルプスの最高峰は駒ヶ岳ですが、この山がどこの自治体に属しているかご存知でしょうか。わからない方は、この機会に地図を広げてみてください。
実は、長野県上松町、木曽町、宮田村の境界にそびえる山なのです。ついでに言うと、駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅は宮田村内にあります。これらはほんの一例にすぎませんが、わたくしたちは意外に、故郷のことを把握していないものです。
故郷を知るために、おすすめしたいことがあります。まず、故郷をのんびり歩くことです。そして、故郷の人とのおしゃべりを楽しんでください。故郷の料理を味わうのも手です。たまには、故郷に関する本を手にとってみましょう。きっと、今まで気づかなかった故郷の姿が明らかになるはずです。
わたくし自身、そうした経験をするなかで、宮田村の魅力にとりつかれるようになった一人です。そして、この村のよさを全国に発信したいと考えるようになり、1997年12月17日にウェブサイト「宮田人」を公開しました。この名称は、宮田村のアイデンティティーをストレートに表現しようとしたものです。宮田村民だけではなく、宮田村に思いを寄せるすべての人が、宮田人であると考えます。
早いもので、ウェブサイト「宮田人」は開設から10年が経とうとしています。これまでの10年、宮田村の皆さんはもちろんですが、大学や大学院で出会ったたくさんの学友にも支えられながら、さまざまな試みに挑戦し、いくつかの成果をあげることができました。
しかしながら、まだまだ宮田人は発展途上にある未熟なウェブサイトです。これからの10年、誇るべき宮田村の自然、歴史、文化、そして人間を強力に発信していきます。引き続き、よろしくどうぞお願いします。
天野 早人
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